ここでは具体的に治療をどう進めていくか触れていきたいと思います。
治療の流れは症状にもよりますが、以下の通りに進むことが多いです。例外としては、痛みがある場合は痛みへの対応をまずします。
治療の流れは症状にもよりますが、以下の通りに進むことが多いです。例外としては、痛みがある場合は痛みへの対応をまずします。

1) まず問診を行い、お困りのこと、問題点をお聞きします。
2) 次はお口の中の状態を調べますレントゲン撮影。(パントモ、デンタル)
3) 歯周病の検査
4) その他必要な場合:口腔内写真、CT撮影
2) 次はお口の中の状態を調べますレントゲン撮影。(パントモ、デンタル)
3) 歯周病の検査
4) その他必要な場合:口腔内写真、CT撮影

主訴をもとにどのように治療していくかを決めます。
自費診療を希望されても、実際どのようなものかわからないのが現実だと思います。また、金銭的な問題も生まれます。納得していただいてから次に進むための時間と思っていただいて間違いないと思います。
重要なことは、保険自費を含め、治療方法には利点・欠点があることを知ってもらうことです。
自費診療を希望されても、実際どのようなものかわからないのが現実だと思います。また、金銭的な問題も生まれます。納得していただいてから次に進むための時間と思っていただいて間違いないと思います。
重要なことは、保険自費を含め、治療方法には利点・欠点があることを知ってもらうことです。

基本治療は保険診療で行えます。まずは項目だけ挙げていきます。
1.歯周治療(スケーリング、SRP、TBIなど)
2.根管治療(根の治療)
3.仮歯や入れ歯の作製・修理を行う(噛み合わせを作る)。
2.根管治療(根の治療)
3.仮歯や入れ歯の作製・修理を行う(噛み合わせを作る)。
「基本治療」と「補綴・修復治療」はまったく別々のことではなく、治療の際は同時進行のものもあります。時々、まったく噛む所が無い人が来院されることもありますが、その場合は義歯作成をします。何を言いたいかというと、まず基本治療は痛みを取る。痛みがなければ噛めるようにするが第1番目です。
その後に1の歯周治療を開始します。歯を失う原因の1位は歯周病です。(治療方針のイラスト:全国抜歯原因調査参照)歯周病は細菌感染による歯肉の炎症です。そのため、歯肉の炎症の原因である細菌除去を行います。歯石は細菌の塊であり、根こそぎ取り除いていきます。歯垢は歯石の前の段階であり、歯ブラシで毎日取るのが歯周病の予防方法です。
2の根管治療は歯の神経が死んでしまった場合に行う治療です。カリエスが神経まで達してしまったことが原因です。文章より説明写真のレントゲンを見ていただくとわかると思います。神経が死んでしまい、細菌が根の先まで達してそこで数を増やした結果、骨を溶かし歯ぐきを腫らす原因になります。問題は根の先ですが、原因は歯の根管が汚れていることからはじまります。そこをキレイにしておかないと、上にどんな補綴物を入れても意味がありません。被せてから腫れたら外さないと治療ができないためです。歯ぐきが周期的に腫れる人は、歯周治療か根管治療が必要かもしれません。
3の仮歯や入れ歯の作製・修理を行う。これは文字通り噛み合わせを作ることです。治療が長引く場合はそれまで噛めるようにすることです。頻度的には3番目ですが、重要度は1番目です。
その後に1の歯周治療を開始します。歯を失う原因の1位は歯周病です。(治療方針のイラスト:全国抜歯原因調査参照)歯周病は細菌感染による歯肉の炎症です。そのため、歯肉の炎症の原因である細菌除去を行います。歯石は細菌の塊であり、根こそぎ取り除いていきます。歯垢は歯石の前の段階であり、歯ブラシで毎日取るのが歯周病の予防方法です。
2の根管治療は歯の神経が死んでしまった場合に行う治療です。カリエスが神経まで達してしまったことが原因です。文章より説明写真のレントゲンを見ていただくとわかると思います。神経が死んでしまい、細菌が根の先まで達してそこで数を増やした結果、骨を溶かし歯ぐきを腫らす原因になります。問題は根の先ですが、原因は歯の根管が汚れていることからはじまります。そこをキレイにしておかないと、上にどんな補綴物を入れても意味がありません。被せてから腫れたら外さないと治療ができないためです。歯ぐきが周期的に腫れる人は、歯周治療か根管治療が必要かもしれません。
3の仮歯や入れ歯の作製・修理を行う。これは文字通り噛み合わせを作ることです。治療が長引く場合はそれまで噛めるようにすることです。頻度的には3番目ですが、重要度は1番目です。

噛み合わせを作る段階です。自費に関しましては、別ページに詳しく載っていますので、保険について触れて行きます。
まずはよく聞かれる前歯についてですが、前歯も保険で白い歯が入ります。名前はレジン前装冠といい、白い部分の素材はレジン(樹脂)でできています。確かに白く見た目も悪くありませんが、レジンは経年劣化や吸水性があり、色が変わるのが欠点です。また、正面からは見えませんが裏側は金属です。(説明写真参照)仕組みは金属の冠にレジンをくっつけています。そのため、その部分から壊れることもよくあります。それに対しセラミックは変色しませんし、単体なので境目からの破折もありません。壊れるという悪いうわさもありますが、今のセラミックはかなりの強度があり、壊れにくくなっています。
今度は臼歯についてですが、保険の臼歯はすべて金属であり、銀歯とも呼ばれています。金属ですから、強度は問題ありません、むしろ金属に比べたらセラミックは弱いですが、通常の咬合圧ではセラミックは壊れません。金属とセラミックの違いは金属色か自然の歯と同じ色合いなのかです。
義歯に関しましては、義歯(保険の義歯、金属床、3DR)を詳しく書いてあるので、そちらをご覧ください。
まずはよく聞かれる前歯についてですが、前歯も保険で白い歯が入ります。名前はレジン前装冠といい、白い部分の素材はレジン(樹脂)でできています。確かに白く見た目も悪くありませんが、レジンは経年劣化や吸水性があり、色が変わるのが欠点です。また、正面からは見えませんが裏側は金属です。(説明写真参照)仕組みは金属の冠にレジンをくっつけています。そのため、その部分から壊れることもよくあります。それに対しセラミックは変色しませんし、単体なので境目からの破折もありません。壊れるという悪いうわさもありますが、今のセラミックはかなりの強度があり、壊れにくくなっています。
今度は臼歯についてですが、保険の臼歯はすべて金属であり、銀歯とも呼ばれています。金属ですから、強度は問題ありません、むしろ金属に比べたらセラミックは弱いですが、通常の咬合圧ではセラミックは壊れません。金属とセラミックの違いは金属色か自然の歯と同じ色合いなのかです。
義歯に関しましては、義歯(保険の義歯、金属床、3DR)を詳しく書いてあるので、そちらをご覧ください。

歯を失う原因はカリエスと歯周病です。どちらも細菌による感染症です。お口の中には300~400種類の細菌がいます。その中でカリエスは、ストレプトコッカス・ミュータンス(MS菌)。そして歯周病原因菌は複数あり、その中でとくにアクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンス(A.A菌)、プロフィロモナス・ジンジバリス(P.G菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P.I菌)、スピロヘータなどが深く関わっているといわれています。
口の中の細菌は減らすことはできても、なくすことはできません。そのため、時間の経過とともに数を増やしていきます。その予防には歯ブラシが必要になります。それに対抗するかのように、細菌たちも生き残りをかけてバイオフィルムというものを形成します。これは色々な細菌たちが絡み合い幾重にも層を作っています。そのため、一度バイオフィルムが形成されると、歯ブラシでは落とせなくなります。そのためには歯科医院でバイオフィルムの除去を定期的に行うことが必要になります。治療が一度終わったら、そこからは予防のはじまりです。ぜひ、定期健診にお越しください。
口の中の細菌は減らすことはできても、なくすことはできません。そのため、時間の経過とともに数を増やしていきます。その予防には歯ブラシが必要になります。それに対抗するかのように、細菌たちも生き残りをかけてバイオフィルムというものを形成します。これは色々な細菌たちが絡み合い幾重にも層を作っています。そのため、一度バイオフィルムが形成されると、歯ブラシでは落とせなくなります。そのためには歯科医院でバイオフィルムの除去を定期的に行うことが必要になります。治療が一度終わったら、そこからは予防のはじまりです。ぜひ、定期健診にお越しください。