歯の矯正を顎の成長と合わせて考えていきます。まず脳の成長について説明します。(必ず顎の成長に結び付きますので、お読みください。)
親として子どもの矯正治療(歯並び)については心配になる事と思います。子どもの矯正治療(歯並び)を顎の成長を交えて触れていきたいと思います。始まりは脳の重さについて説明します。矯正治療(歯並び)の中で反対咬合について説明するには、ここから始めるのが大事です。これは矯正治療で反対咬合をいつ治すかの説明にもつながります。
生まれたての赤ちゃんは非常に頭でっかちな状態です。体の大きさに対して3頭身ぐらいです。脳の重さは350-400gぐらいです。体重は3000グラムとしたら、脳の比率は11.6-13.3%になります。今度は成人ですが、性別年齢にもよりますが脳の重さはおおよそ1200-1500gです。体重60Kgとしたら、脳の重さの比率は2.0-2.5%になります。いかに赤ちゃんの頭が大きいか分かると思います。
さらに生まれてから6歳ぐらいまでに、脳の重さはほぼ成人の95%に達します。脳の重さは生まれてから6歳までに急成長することが分かります。そしてその成長は緩やかになりますが、おおむね12歳頃まで続きます。